grease

/ ɡriːs /


"grease" は、「油」や「潤滑剤」という意味を持つ名詞です。
主に機械の部品同士の摩擦を減らすために使用される滑りやすい物質を指します。
料理においては、食材から出る脂肪分を意味することもあり、料理の風味や食感に影響を与えます。
機械的な用途では "oil" と似ていますが、"grease" は より粘度が高く、特定の用途に適した性質を持つことがポイントです。


意味

名詞

潤滑や料理に使用される濃い油状の物質。

動詞

摩擦を減らすために何かにグリースを塗る。


使い分け

grease と oil の違い

greaseは、特に粘性があり、食品の調理や機械の潤滑に使われる脂肪や油を指します。一般的には、より重くて粘り気のある状態をイメージすると良いでしょう。一方でoilは、液体状の油全般を指し、軽いものから重いものまでさまざまな種類があります。つまり、すべてのgreaseoilですが、すべてのoilgreaseではありません。

You need to grease the pan before cooking.
料理する前に鍋に油を塗る必要があります。

grease と fat の違い

fatは、動物や植物から得られる脂肪分そのものを指しますが、食材として使われることが多いです。対してgreaseは、特に調理や潤滑に使われる脂肪分であり、通常は液体または半固体の状態です。つまり、fatはもっと広い意味を持つ言葉であり、その中にgreaseが含まれると考えると良いでしょう。

The recipe calls for some fat to enhance the flavor.
レシピでは風味を引き立てるために脂肪分が必要です。

grease と lubricant の違い

lubricantは、機械の部品を滑らかに動かすために使う物質全般を指しますが、必ずしも油や脂肪である必要はありません。一方で、greaseはその中でも特に粘性が高く、主に油脂系の潤滑剤を指します。したがって、すべてのgreaselubricantですが、すべてのlubricantgreaseではありません。

Make sure to use a proper lubricant for the machine.
機械には適切な潤滑剤を使用してください。


用例

grease the wheels B2

物事をよりスムーズに進める

We need to grease the wheels to get this project approved quickly.

このプロジェクトを早く承認してもらうために、スムーズに進める必要があります。


grease monkey B1

整備士、機械作業をする人

My brother is a grease monkey; he can fix just about anything.

私の兄は整備士で、ほとんど何でも修理できます。


grease someone's palm C1

誰かに賄賂を渡す

He was accused of trying to grease the mayor's palm to get a contract.

彼は契約を得るために市長に賄賂を渡そうとしたとして非難された。


grease up B2

グリースや潤滑剤を塗る

Make sure to grease up the hinges so they don't squeak.

きしまないようにヒンジにグリースを塗ることを忘れないでください。


grease the skids C1

プロセスを円滑にする


grease paint B2

舞台用のメイクアップ


grease the gears C2

システムの円滑な運用を確保する


grease the engine C2

プロセスがスムーズに進むようにする


grease the pan A2

調理面にグリースや油を塗る

Make sure to grease the pan before pouring in the batter.

生地を流し込む前に鍋にグリースを塗ることを忘れないでください。


語源

英単語「grease」の語源は、古フランス語の「grece」に由来しています。この言葉は、ラテン語の「grassa」(脂肪)から派生したもので、さらに遡るとインド・ヨーロッパ祖語の「gʰer-」(脂肪を持つ、油っぽい)に関連しています。

元々、「grease」は動物の脂肪や油を指し、特に料理や機械の潤滑に使われていました。古代の人々は、食材を調理する際に脂肪を使用し、その重要性を理解していました。また、機械や道具の動きをスムーズにするためにも脂肪が必要であったため、「grease」は物理的な潤滑剤としても広く使われました。

このように、「grease」の語源は、物質としての脂肪や油に根ざしており、その用途からも現在の意味である「潤滑剤」や「脂肪」に発展してきたことがわかります。


旅先で使える例文集

He applied some grease to the hinges of the old door.

彼は古い扉の蝶番に少しグリースを塗った。

The warrior slipped on the wet grass, the grease from his armor betraying him.

戦士は濡れた草に足を滑らせ、鎧のグリースが彼を裏切った。

As they prepared for battle, he noticed the grease on his sword blade.

戦闘の準備をする中で、彼は剣の刃に付いたグリースに気づいた。

The merchant offered a bottle of special grease for the adventurers’ equipment.

商人は冒険者たちの装備用の特別なグリースの瓶を勧めた。

He wiped his hands on his cloak, covered in grease from the roasted meat.

彼はローストした肉のグリースで汚れた手をマントで拭った。


ライバルと差がつく例文集

The secret to my success? A little grease and a whole lot of hustle.

僕の成功の秘密?少しのグリースとたくさんの努力さ。

Never underestimate the power of grease in the kitchen; it’s where the magic happens, right?

キッチンでのグリースの力を侮ってはいけない。そここそ魔法が起こる場所だからね。

I find that a good dose of grease in life helps me attract positivity—it’s practically a magnet!

人生にグリースを少し加えると、ポジティブを引き寄せる手助けになると気づいたんだ。実際、磁石みたいなものさ!

Wrapped in a wool blanket with greasy snacks, I reflect on how life is truly an experience of indulgence.

ウールのブランケットに包まれて、グリースたっぷりのスナックを頬張りながら、人生は本当に贅沢な体験だと振り返る。

The truth about factfulness? It’s as slippery as grease—easy to overlook unless you're paying attention.

ファクトフルネスの真実?それはグリースのように滑らかで、注意を払わなければ見逃しがちだ。


会話

🧑‍🦱 Hey, I found this weird door behind the bookshelf. It’s covered in grease for some reason. ねえ、書棚の後ろに変な扉を見つけたんだ。それがなぜか油まみれなんだよ。 👩 Grease? Maybe it’s a secret entrance to a burger joint! 油?もしかしてハンバーガーショップへの秘密の入り口とか? 🧑‍🦱 I doubt it, unless they serve ancient scrolls as a side dish. どうかな、古代の巻物をサイドメニューにする店でもない限りね。 👩 Well, only one way to find out. Let’s see if there’s a magical realm behind it! まあ、確かめる方法は一つしかないね。魔法の世界がその向こうにあるか見てみよう! 🧑‍🦱 Right. If we end up in Narnia, I’m blaming you for not bringing a map. そうだな。もしナルニアに行っちゃったら、地図を持ってこなかった君のせいだからね。 👩 Fine, but if Mr. Tumnus offers us tea, you have to drink it first. いいよ。でもタムナスさんがお茶を出してくれたら、最初に飲むのはあなたよ。

関連語